勤めていた時代の仕事

●田野の自己紹介

 

私は14年前、賃貸住宅管理会社の工事部門を任されている会社に入社しました。

 

その会社の仕事内容は、賃貸住宅を出る人(退去者)に鍵を預かり住宅内部を

 

確認して、退去者が潰している箇所があれば敷金から差し引くような交渉をして

 

それが終わると、次の入居される方のために、内装工事や細かい所の修理(原状回復工事

 

の見積もりをして管理会社に送ります。

 

工事OKが出ますと、材料の発注、職人の手配(畳ふすまを業者に依頼、塗装、内装工事

 

最後にハウスクリーニング)をします。

 

工事が完了すると、私が完了確認して鍵交換後、工事完了となります。

 

ただ、最後のハウスクリーニングでスッキリしない業者が大変多いのです。

 

最初、非常にキャリアのある業者なら良いだろうと思い発注したのですが

 

みんなどんぐりの背比べです。

 

13社のハウスクリーニング業者に振り分けていますが、皆同じ値段です。

 

同じ値段だったらキレイにしてくれる業者のほうが良いに決まってます。

 

自分の担当現場はキレイにしたいので、どのようにすれば良いか悩んでいました。

 

ある日、完了確認していると、お風呂の壁の斑点や鏡のくもりなどが在り

 

業者にここの汚れを何とかならないか?とたずねても「無理!無理!」と言いばかり

 

メーカーの洗剤で洗っているのだから、それで落ちない場合しかたないだろと言うのです

 

まじめに、作業している業者でも、この程度なのか?とイラっとしました。

 

「もう自分でキレイにするしかないのか?」

 

そこから、持前の好奇心も発揮して私の汚れに対する研究がはじまりました。

 

腕の良い業者があると聞くとその業者に発注してみたり、一緒に現場作業してみたり、

 

目の前にある汚れの物質がどのような物なのか?など考え

 

化学の強い人と洗剤を作ってみたり、汚れの中和?などを考えたり・・・。色んな事をやってみました。

 

すべて現場での試行錯誤でノウハウを構築して来ました。すべて現場で実践です。

 

様々な失敗をしたり、あれだけ落ちなかった頑固な汚れがおちたりして小さな成功体験

 

を足して行きました。

 

そして完了確認した時に、ハウスクリーニング業者が落とせない汚れを落とせるように

 

なっていました。社内から田野の完確(完了確認)は長い!と噂になっていました。

 

そんな中、わが社に仕事を35%以上発注してくださっている会社の管理の方から

 

うちの社長宛に電話がありました。

 

「私の管理している物件は田野さんに原状回復工事を担当してもらいたい。田野さんが

 

した(原状回復工事)物件は早く入居が決まるから」との』こと事でした。

 

こんな事があり、社長が私に工事の完了確認時なにをしているのかを聞いて調べ業者の取

 

れない汚れを自分が落としている事がばれてしまいました。

 

後に会社でハウスクリーニング協力業者の技術レベルの均一化をするようになりました。

 

それから、いまでは、独自の洗浄剤を研究所と、開発しております。

 

そしてありがたくも、2013年、黄綬褒章を受章されている歴史ある会社様まで、私の洗浄

 

技術指導を受講してくださいました。